柊風舎

世界の民族楽器文化図鑑

世界の民族楽器文化図鑑

著者 : ルーシー・ロール
日本語版監修者 : 別宮貞徳
ISBN : 978-4-86498-009-8
定価 : 本体:12,000円 + 税
判頁 : B4変型判/232ページ/フルカラー

楽器が生まれた背景を、こだまや風のうなりといった自然の音から説き起こし、動物の骨や植物、貝殻など身近な素材や鐘などの金属で作った“音を出す道具”を紹介。
伝統的な楽器の形や模様、音の出し方やその音色に込められた意味を探る!

目次

第1章 自然の声
聖なるこだま/洞窟の音楽/音を響かせる洞窟/声とその重なり/石のオルガン/自然にうながされて/動物と音の力/クロマニョン人の笛/イステュリッツのフルート/ブルローラーのうなり/リズムを刻む
●コラム…音響現象/角のある狩人と弓のなぞ/角を持つ女性/先史時代の楽器 第2章 楽器としての身体
声の誕生/ア・カペラ/エスニック・グループに特有の歌声/声と楽器の音色――いのちと共に/ゆがみ、模倣、音響効果/身体でリズムをとる/聖なる大地をはだしで踏んで/ベルの男/鳴子、ガラガラ、シストルム/リズムスティック/木の太鼓/労働のリズム/日常的な生活や活動から生じる音/身体の延長として/人間の形をした楽器/楽器と動物/身体の名称を使った命名/人間の体を材料に
●コラム…天使の歌声/声のヴィブラート/身につけて鳴らす樂器/人間の形の楽器 第3章 宗教および儀式の楽器
物を介して/睡眠と忘我/守護霊/シャーマン、音の呪術師/儀式に音はつきもの/ダマル、不滅の楽器/ティルブあるいは知恵/臼――神秘の錬金術/銅鼓/楽器の変容と人格化/太鼓と側室/楽器の副葬/先祖の声/音なしの音楽、暗示される音楽/アルンルンの踊り/鍛冶屋の神話/音あるいは音楽による占い/悪霊をしりぞけ神を呼び出す/病を癒して豊穣を祈る/鐘――権力の象徴
●コラム…オルペウスの竪琴/兎歩/木蘭に見られる狩りの情景/力の象徴としての楽器/チベットの極楽浄土/臼と水/装飾と象徴/イファの儀式
第4章 社会の中の楽器
鐘の言葉/不変の世の道具/黄鐘/放浪の楽器/楽器とその運命/リュートとフィドル/ヴァイオリンの魂/放浪のギター/フルート――魅力か魔力か/ピアノ=フォルテ/記譜/口承と記録の伝承
●コラム…中国における時間の区分/擦弦楽器・撥弦楽器/流浪のヴァイオリン/古代の楽譜/楽器にされた日用品 第5章 物に魂を与える
自然の力を支配する/詩神(ミューズ)のひらめき/楽器の生命力/よい素材でよい音を/素材を使いこなし、分類する/音楽学と音楽学者/楽器作りの課題/からだの犠牲/角と象牙から/巻貝と貝殻/羽根、馬毛、人毛/植物のオーケストラ/ヒョウタンは万能/竹の伝統/木と樹皮/土、石、金属
●コラム…音の分類(八音)/形と装飾/中空のボディ/パンパイプを作る、ソロモン諸島のアレアレ族/バア(太鼓)を作る、コートディヴォワールのダン族/廃品のリサイクルによる楽器
用語解説/索引